最後方からみえる世界

GKを分析的にみる

セスク・ファブレガスの凄さ1

今シーズン開幕前、マティッチを売却しバカヨコとドリンクウォーターという中盤2枚を獲得したコンテ。その影響もあると考えて、セスク・ファブレガスは戦力外になるんじゃないかと噂された。噂はすぐに広まるもので、英国外のチームからのオファーがあったりなかったりの話が絶えなかった。

 

僕自身も開幕前、戦力外は言い過ぎでも、攻撃オプションの一つとしてしかとらえてなかった。

 

だが、蓋を開けて見れば、カンテの怪我、バカヨコの離脱。ドリンクウォーターに至ってはここ最近までフィットしてなかったので、セスクに自然と出番が回ってきた。

チャンスがあれば結果を残すーセスク・ファブレガスとはそういう男だ。

ポゼッションの中心となり、数多くの決定機を生み出す。

長短織り交ぜた自在のパスセンス。

フィジカル要素が欠かせなくなった現代サッカーにおいて「セスク・ファブレガス」とはどういう選手なのか。直近の試合を振り返りながら見ていこう。

1. パスセンス

見てもらえばわかります。

 

今季のセスクは5-3-2の中盤3枚のうち、右サイドに位置することが多い。その利点としては、RCBのアスピリクエタとの関係性が強いのですが、本題とずれてしまうのでまた別の機会に。

この試合では相手守備ブロック5-4-1の外側に出てボールを受ける回数が多かった。2本ともアザールへのパスだったが、この2人、連携よすぎィ!なんでピンポイントで通るねん!とツッコミを入れたくなるのもわかります。この技術が見たくて、深夜目をこすりながらでもライブで見るんですから。

 2.状況判断の早さ

セスクの生命線とも言える彼の武器。プレースピードが格段に早くなった昨今のフットボールにおいて、フィジカル的なスピードがないセスクは「誰よりも早く状況判断して決断を下す」ことでこの荒波を乗り切ってきた。

 

 

身体的なスピードがないぶん、状況の把握と空間認知をめちゃめちゃ速く実行している。解析するとすれば、モラタに浮き球が入ったところで裏のスペースが生まれる→走る(でも遅いから追いつかれるだろう)→首を振る(3人引き連れてるからモラタが空く)→スペースにパス。10秒足らずの短い間でこれだけの状況認識と空間把握をして決定機を生み出す(モラタキメテ!!)。

 

とまあ、こんな感じでまとまりがないですが(まとまってから書けよ!のツッコミはお待ちしておりません)ひとまず終了させていただく。また書くかは気分次第!